幼稚園の日記(ブログ)

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2010年5月20日 木曜日

けさ、登園してきた年中の子どもたちがテラスから顔をのぞかせて「雨がやんだかなぁ」と空を見上げていました。また、たんぽぽ組の前のテラスでは、子ども達が座って楽しそうに何かをしていました。近寄ってみると、たまねぎの皮をむいていました。「そのたまねぎどうするの?」と聞くと「明日ね、手作り給食で使うたまねぎやけん皮むきよんよ」と一生懸命に手を動かしていました。そして、ひまわり組の前水道のところでは、みんなが手分けしてさつまいもをきれいに洗っていました。ヘチマのたわしでしっかりこすってきれいに泥を落としたり、ひげがあると上手に切ったり、教師が何も言わなくても、しっかり出来ていることに感動し、毎日の経験がとても大切だと言うことを改めて感じました。明日の手作り給食ではたまねぎやさつまいもがどんな風に変身するのか、楽しみにしている子ども達でした。

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今日、うさぎ組はプールの部屋に置いている、去年の年長児が作った恐竜のオブジェを見に行きました。行ってみると、その恐竜達は待ち構えていたように見え、子どもたちは「うわっっ・・・こわいよ」と言いながら、おそるおそる近づいて行きました。人差し指っで少し触ってみようとするものの、なかなか触れない子もいましたが、少し経つと、恐竜のしっぽの上に乗ったり、口の中に手を入れてみて「噛まれた」と言って楽しそうに遊び始めました。そして、恐竜の足と足の間があいていることに気付き「先生見てみて!!恐竜のトンネルだよ!!」と言ってくぐっていました。その中で待つ方向や順番の流れがいつの間にか出来ていることに、感心しました。

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戸外ではひつじ組の子どもたちが、水がたまった泥でおだんごを作って並べていまいた。そこでは内気でなかなか心を開かないAちゃんが、気がつくと117個ものおだんごを作って並べていました。うれしくなった教師が「次で117個だね」と声をかけて一緒に並べようとしたその時、5人の年長児が足で壊してしまったのです。「せっかくつくったのに」とひつじ組のこども達は、ほっぺたをふくらませ、教師に助けを求めました。どうしてしたらいけないか、今までに自分が一生懸命作ったものを大切にした経験がないから壊された相手の気持ちが分からないのかな・・・と感じました。遊び中心の保育で育つもの、それは夢中になって遊びこむ充実感、やり遂げた喜びのなかでなにを大切にしなければならないのか、人の痛みや苦しみ・喜びを共感しあう心が育つのだと副園長から教わりました。

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明日もしっかりと子どもたちが夢中になって遊びこめる環境を1つでも多く準備し、自分の遊びや場所を見つけられないこどもひとりひとりとも、しっかりかかわって一日も早く自分を出して伸び伸びと園生活が過ごせるようにしていきたいと思います。

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