幼稚園の日記(ブログ)

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2008年1月23日 水曜日

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昨日の青コースに続き、今日は赤コースの園内総練習がありました。衣装を着ての練習ということで子ども達の表情がとても明るく感じられました。
8日の始園式から10日という練習期間の間に、くま組では様々なドラマがありました。今日の日記では発表会に向けてのくま組の子ども達の様子を紹介したいと思います。
2学期の終園式の数日前に、劇は何にしようかと話し合っていました。くま組は男の子が主役の話か女の子が主役の話にするか意見が対立していました。そこで『誰でも主役になれるのではないか』と家からTちゃんが持って来たのが『12支のはなし』でした。子ども達に読んでみると「たくさんの動物がでるからいいね。」「僕はりゅうがかっこいいけんしたいな。」と意見がまとまり『12支』に決定しました。
3学期に入り、劇の配役決めや大道具作り、小道具作りが始まりました。おおまかなストーリーは教師が作り、それに子ども達の意見を加えながら、くま組独自の劇ができればと考えていました。「どのようにしたらおもしろくなるかな?」子ども達も劇を見てくれる人が楽しくなるように考えを出していきました。時々、アイデアに詰まってしまうと古森先生に助けをかりて劇は除々に盛り上がりをみせてきました。
発表会は幼稚園生活の中でも一大イベントであると思います。私が幼稚園に通っていた時のことを思い返してみると、私は「発表会の練習が大嫌い」でした。“人前に立つことも苦手だったし声が小さいことを注意されるのが嫌”だったのです。そんな自分がこうして子ども達と劇を創っているのです。もちろん、くま組の中にも恥かしがりやの子や大きな声を出すのが苦手な子がいます。その子達にも頑張ったらできる、みんなで創っていくことの喜びを味わってほしいと思って練習してきました。その子達も練習を重ねていく中で自信を持って自分なりに力を発揮するようになってきています。そして周りの友達が「Mちゃん、さっきの声よかったよ。」「Yちゃん、できるやん。」とお互いを褒め合い、助け合いながら練習を進めてくれています。本番まで残り1週間。クラスみんなが一丸となって楽しい『12支』の劇を発表できるよう頑張りたいと思います。

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コメント (「楽しい『12支』の劇にしよう!!」  くま組・丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2008年1月22日 火曜日

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登園してきて、お部屋に入ると「なにこれー?」「あっ!そうだ、今日は衣装着て踊るんだった。」と部屋に並べてあった衣装に気が付き、目を輝かせて自分の衣装がちゃんとあることを確認している子ども達の姿がありました。早く登園してきた子どもは着替えの時間が待ちどおしくて、何度も衣装の入った袋をのぞいてにっこり。「さあ、着替えようか。」と言うと、「やったー。」「待ってましたー。」と着替え始めました。友達同士で見合いっこをして「Aちゃんのジュゲムの服かっこいいね。」「Mちゃんの剣士もかっこいいよ。」と褒めあう姿も見られました。衣装を着終えたちゃんは「鏡を見てきてもいい?」と言って、鏡の前に立ち踊りのポーズをとったり、衣装のチェックをしたりしていました。

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 衣装を着るといつも以上の真剣な表情でホールでの練習に臨みました。始園式の日から「楽しく踊る。」をテーマにしていたジュゲム・パラリコでは今日も体をいっぱいのばして元気いっぱい踊っていました。今までもみんなで踊っていたこともあり、客席では、「ジュゲム♪ジュゲム♪ジュゲム♪パラリコ♪」と歌声が聞こえてきたり、「Aちゃんが上手に踊ってる。だって顔が笑ってるもん。」と言ったり、いつも踊りが苦手と言ってあまり踊っていなかったRくんがニコニコ笑顔で踊っているとすかさず「あっ!今日はRくんも笑ってる。楽しそうだね。」と周りの子どもたちも喜んでいました。

 ちびっこ剣士やおむすびころりんでも衣装を着ることで、その役になりきって真剣にそして楽しく踊っていました。また、ほかの学年の歌を聞いたり、踊りや劇を見ることで、「年少さんなのに上手やね。僕らもっと頑張らんといかんね。」「もっと大きく体を動かさんといかんね。」と刺激されていました。そして今回の総練習で古森先生に褒めてもらったり、上手になる方法を教えてもらったりしたことで子ども達は本番に向けての意欲が高まっています。もっと上手に、もっと楽しくなるようにこれからも子どもと一緒に招待しているお父さんお母さん達に喜んでもらえるよう意識を高めていきたいと思います。

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2008年1月21日 月曜日

今日は、急に本格的な寒さが、やってきたような朝でした。でも三葉っ子は、寒さなど何のその「寒いけん、動かんといかんのよね。」「ポケットに手を入れたらいかんのよね。」と早速先日 のフリースクールで  学んだ事を話す姿がみられました。すぐに自分達の生活の中に取り入れるとは、さすが三葉っ子ですね。

さて、明日から園内総練習が、始まるという事で、今日は、プログラム順にホールで演技を行っていきました。休み明けという事で、どうかな・・?覚えてるかな・・?と心配していたのですが、今日はお客さんも目の前にたくさんいることもあってステージにたったとたん、いつものような踊りが出来なかった子ども達が、たくさんいました。どうしたんだろう・・・と考えてみると…原因は、私たち教師にあったのです。いつも練習の時、子どもたちの前に立ち、つい一緒に踊ってしまっていたのです。子どもたちの中にある限りなく伸びる力を止めてしまっていたのは私たち教師でした。部屋に帰って「自分たちで考えてやってみようよ。」と声をかけると、なんとやろうとする子達が、どんどん増えてきました。お父さんお母さんに「かっこいいところをみてもらいたい!」とはり切っている子どもたち。どんどん伸びる芽にたっぷりと栄養をあげられる教師にならなければと改めて思いました。

そして、昼食時、調理パンと,古森先生手作りの大根と大根葉の煮物がありました。その煮物を一口食べたとたんとろけるような美味しさが、口いっぱいに広がっていきました。少し落ち込んでいた私には、涙がでそうなくらい美味しくて温かいものでした。バスの中では、子どもたちが、「今日の大根美味しかったね。昆布も炒り子も食べたよ。」「古森先生の玄米は、美味しいねえ。」となんだか子ども達の会話ではないような・・・・・でもそんな会話の出来る三葉っ子は、本当にしあわせだな・・・・・と感じました。

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コメント (「ぐんぐん大きくなあれ」 ひまわり組・吉本多恵子 はコメントを受け付けていません)

2008年1月19日 土曜日

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新しい年になって初めてのフリースクールは、寒いこの時期に合わせて「体を動かして遊ぼう」をテーマに行いました。参加人数はいつもに比べて少なかったのですが、今回はお父さん方の参加が多く積極的に子ども達と一緒にあるいは競って体を動かして下さっていました。温かいそれでいて子どもを励ましながら、一つ一つをクリアさせようとある時は厳しく指導される姿も見られ感動しました。恒例になった教師達の劇は、寒がりのヒロくんとお姉さんのユキちゃんが、こたつの中でゲームばかりしています。お母さんに叱られてもリカちゃん、ユカちゃん達が誘いに来てもヒロくんはなかなか動かず、やっと動いたと思ったら沢山服を着てマフラーにニット帽モコモコの姿でそれでも寒そうに出て来る始末です。みんなが公園に行く途中、三輪車の集団がやって来てリカちゃん達はうまくよけることが出来たのにヒロくんだけはぶつかってしまいました。縄跳びをしてもうまくいかず、その上「沢山服を着てるからできないんだよ。」と服を脱がされてしまいました。しぶしぶ今度はかけっこを始めたのですが、リカちゃんとヒロくんは転んでしまいました。リカちゃんは手をついてケガをしなくてすんだのですが、ヒロくんはポケットに手を入れて背中を丸めて走っていたのでおでこに大きなたんこぶを作って大泣きしてしまいました。  さあ、どうしてヒロくんは三輪車にぶつかったり、転んで大きなたんこぶをおでこに作ってしまったりしたのでしょうか?ふだんから体を動かしてないヒロくんは、転びそうになっても手をついたり、車が来てもとっさに避けることができなくなっていたのです。このことから、いつも体を動かして遊ぶことが大切なんだと分かった子ども達、さあ今日はいっぱい体を動かすぞ!とはりきって準備体操した後にマラソンをして体をあたためました。各コーナーで記録できるようスタンプラリーサーキットのカードをお父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんみんなもらって、なわとび、つりかん、長縄跳び、のぼり棒、ボール投げ、竹馬、田んぼ鬼、トランポリン、マット、平均台、跳び箱、と次々とまわっていきました。今回は学年ごとに項目を決めて、各コーナーでクリアできると、110点までの点数がもらえるようにしたことから何回も何回も挑戦したり、ここまで出来たら8点など頑張り得点ももらえるので目標をもって挑戦する姿が沢山見られました。また、お父さん、お母さんもカードをもらったことから始めは「ちょっと」と尻込みしていた人も「やってみよう」と参加したり、一生懸命に子どもの応援をしてあげたり、やり方を教えてあげたりと家庭間でのあたたかいやりとりも見ることができました。最後に教師やお父さん、お母さん、小学生達の縄跳び競争をしました。一番長く跳んだAちゃんのお父さんや、小学生のTくん、後ろ二重跳びをしてくれたMくん達に大拍手でした。それから、体を動かすのにはまだ大事なことがあるよ、と古森先生は食べ物の話をして下さいました。「夏には体を冷やすきゅうりやトマトを食べるけれど、冬は寒さに負けないで育っている土の中で出来るごぼうやだいこんやお芋など根菜類を食べると体があたたまるんだよ。劇の中のヒロくんはこたつの中でジュースやお菓子を食べてゴロゴロしていたんでしょう?」と言われ、ヒロくん役の中田先生は頭をかかえていました。お天気もぽかぽか陽気で体を動かして気持ちいいと感じることができたみんなの顔は、にこにこ笑顔がいっぱいでした。これからも、こんな時間をとりたいと思いました。  

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コメント (フリースクール(体を動かして遊ぼう) 年中組 担任 はコメントを受け付けていません)

2008年1月18日 金曜日

 今朝は登園して来る年長児たちが、いつもより大きくカッコよくしかも胸を張って見えました。その理由は、全員が制服で登園したからです。とても凛々しく感じたのは私たちだけではなく、本人たちも友だちの姿を見て「ちゃんと短パンはいてきたよ」「白い靴下はいてきたよ」と嬉しそうに話していました。10時スタートのDVD撮影は園歌の収録から始まりました。5回撮り直しをしましたが、1番初めに収録したものが良かったようで、何事も最初が大事だなと思いながら次に進みました。2つめは「思い出のアルバム」です。5クラスが1つずつ季節のパートを受け持ち、歌と言葉を収録しました。春はぞう組、夏はらいおん組、秋はきりん組、冬はくま組、総合はくじら組で、1年中のまとめは全クラス・・・とそれぞれが心を込めて歌うことができました。今日の言葉の中には、入園してからのいろいろな行事も含めて、本園の保育内容に添った表現になっています。三葉幼稚園で育った幼児たちが経験し、感じ、身につけてきた内容を心に留めていてほしいという願いを込めました。この言葉が完成したのは、実を言うと2日前でした。変更になった言葉を各クラス一生懸命覚え直し、今日の日を迎えました。担任たちは内心ドキドキで、「失敗したらどうしよう」と不安でした。というのも、間違ったら初めから撮り直しをしなければならないからです。少しでも失敗するとストップです。しかし子どもたちは、私たちの心配をよそに、大きな声で堂々と歌ってくれました。何と素晴らしい集中力でしょう。5クラス全員が気持ちを1つにして仕上げた歌! 完成が楽しみです。1時間半にもおよぶ収録中、教師の失敗やカメラマンの失敗もあり、ちょっぴり気が抜けた瞬間もありましたが、古森先生の投げかけに集中力を回復し、最後まで頑張ることができました。又「大きくなったら何になりたいか」の収録もバッチリでした。このDVDの中には、古森先生をはじめ、各学年の先生たちもお祝いのメッセージを送ってくれています。卒園式の日にプレゼントされるこのDVD、内容はヒミツです。          

 138名の年長組が集合して活動するのは今日が最後でした。「みんなともだち」の歌をうたった後、淋しくなって泣いてしまう子もいました。「卒園まで涙はおあずけよ」と古森先生に言っていただいて笑顔になった子どもたち。卒園までもう少し。子どもたちと触れ合う時間を大切にしていきたいと強く思いました。

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コメント (「みんなともだち」  ぞう組  原田寿子 はコメントを受け付けていません)

2008年1月17日 木曜日

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年長・年中児は秀野邸と生石農園に分かれてじゃがいもの種を植えに行きました。植える前に古森先生が「この土の中には何かの栄養を混ぜています。何かわかるかな?」と聞くと、T君が「わかった!バナナ!!」と答えました。確かにバナナにはたくさんの栄養がありますが・・・。皆さんはなんだかわかりましたか?正解は「鶏糞」です。「鶏は、お米やお米の粉、魚の粉や野菜のたくさん入っているものを食べているの。うんちは、土になってお野菜の栄養になります。」という話を聞くと、「えー!」と驚きの声と、思わずそっと手で土を触って恐る恐る臭ってみる子もいました。以前、種芋を作った子ども達は、芽をつぶさないように大切に扱うことや、芽を上に向けて植えるということもしっかりと覚えていました。また、じゃがいもがたくさんできたり、大きく育ったりすることができるように、じゃがいもは30cm位の間隔で1つずつ植えられているということなど、真剣に聞き、植えていました。みんなが年長さんになって、カレーライスにして食べることを楽しみにしています。

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ところで、昨日の日記でもあった年中のおむすびころりんで、おじいさんが使う”おいこ”を古森先生に作ってもらったことを子ども達に伝えると、「何それ?あっ!本で見たことある!」「すごい!本物や!」と喜んでいました。これ何に使うものかわかる?と聞くと、「たき火の木を運んだりするんよね。」と中には知っている子もいました。早速、”おいこ”を背負ってオペレッタを始めると、ダンボールの箱より、もっと身軽になり足取りも軽く、張り切って踊ることができました。「先生!!早く全員の分作ってよ!」と子ども達にせかされて、今教師達は古森先生が作って下さった”おいこ”を見様見真似で作っています。

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コメント (「おおきくなーれ!」 ひつじ組・中村理香 はコメントを受け付けていません)

2008年1月16日 水曜日

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昨日、こあら組の幼児が泣いて登園する姿を見ながら何だか切ない気持ちになり自分にもそんなことがあったような気がしてきました。そこで昨夜、私が三葉幼稚園に入園して始めての日のことを母に聞いてみました。もう16年も前のことです。こあら組はありませんでしたので、いきなり4月の入園式の翌日は一人登園になりました。とても悲しくて、心細くて、どうしていいか分からなくて「お母さんと離れたくない。」と泣いて母を随分と困らせたようでした。そんなことを思い出したことで、今日泣きながら登園してくる子には安心できる雰囲気を十分作ってあげよう。楽しみにしている子には、その期待に添えるよう、先輩の先生達に教わりながら、環境を整えました。4月のこあら組登園初日に小麦粉粘土を出していると、いつの間にか夢中になって遊んでいたことを思い出し、小麦粉粘土を用意しました。そして幼児が部屋に入ってきた時に一番目に付く所に置きました。案の定、不安そうに登園して来た幼児たちは、小麦粉粘土を見つけると、嬉しそうに寄って来て遊びを始めました。それをきっかけに歌や踊り、絵本の読み聞かせに機嫌よく参加する幼児たちに環境、特に落ち着ける空間の大切さを実感したのでした。そして、そんな中でもう一つの思いが私の中にこみ上げてきました。

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昨年の4月、すみれ組の子ども達が入園してきた時、今のこあらさんと同じように不安で泣いて登園し教師が一日中抱いていた子や、教師にくっついて離れなかった子もいました。そんな子達が今ではすっかりお兄さんお姉さんになって、こあらさんの世話をしているのです。「給食が全部食べれるようになった子」「お友達におもちゃを貸してあげれるようになった子」「たくさんお話をしてくれるようになった子」などなど・・・。子ども達の成長がとても嬉しく、それをパワーに私達も頑張っていけるのです。

一方、3階ホールではいよいよ発表会の練習が本格的になり、子ども達の練習にも気合いがこもってきました。年中組では、子ども達が大好きな「おむすびころりん」のオペレッタをしていました。そこに出てくるおじいさん役の子ども達が、ダンボール箱にヒモを付けたものを背負って出てきました。「おむすびころりん」のおじいさんはおむすびを持って山に行くはず?あれは?舌切りすずめのつづらみたい。などと思いながら見ていました。古森先生も同じように思ったようで「あれはなに?」と質問されました。年中の先生は平然と「おじいさんはシバ刈りに行っているので、シバを採って入れるかご」と答えました。古森先生は、「山へ木を採りに行くおじいさんは”おいこ”を背負って行くのよ。」と言ってホールを出て行きました。そして、昼食後、事務所へ行ってみると、なんとそこには可愛い子どもの背にぴったりの”おいこ”が1つできていました。そのことをまだ子ども達は知りません。明日の子ども達の反応が楽しみです。

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コメント (「大きくなったね」  こあら・すみれ組 松田亜弓 はコメントを受け付けていません)