幼稚園の日記(ブログ)

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2024年4月11日 木曜日

 始園式で古森先生から小さい子をよろしくね!と頼まれた年長児は今日、プレ年少・年少児の登園を楽しみに待っていました。新年少児が登園してくると、さっと駆け寄り手を繋ぐとその子の帽子の色を見て「〇〇ぐみさんはここだね!」と保育室まで連れて行っていました。中には、手伝いに行きたいけど自分からは、、とモジモジしている子も教師に「〇〇ちゃんお願い!」とお願いされると嬉しそうな表情で年少児の手をとって連れて行っていました。

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 遊びの中でも年中児・年長児達の遊んでいる様子を見て「やってみよう!」と色々な遊びに挑戦しようとする年少児達を見て「できた!」を一緒に喜んでいる年長児がとても大きく見えました。

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 今日は、幼稚園組(年長組とぱんだりす組)は歩いて幼稚園に戻ることになり、年長のお兄さん・お姉さんに手を繋いでもらって歩くことになりました。危なくないようにお兄さん・お姉さんに道路側を歩いて守ってもらいながらの道中、少し緊張気味の先月まで年少組だった年中児達がこれからどんなに成長していくのだろうと楽しみです。

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 今日は天気が良く、道中「あつーい!」と言う子もちらほら。幼稚園の裏まで来ると、りす組のYくんが「すずしい〜」と涼んだ表情で「かげだからだね!」と言いました。「なんでかげがあるんだろうね〜」と私とYくんが話しているとすかさず近くにいたAくんが「光が当たらんけんよ!」と教えてくれました。進級したてのほやほや年中児ですが、色々なことに興味を持ち、発見して学び合っているのだと今後の活動がとても楽しみになりました。

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 年長児は、来週の水曜日にある園内なかよし会に向けて第1回子ども会議があったそうです。年少組の教師達には、年長児からの宿題があるそうで、年長組の代表児が職員室までお願いをしに来ていました。年少児の入園のお祝いのための出し物の相談です。返答の期限は金曜日(明日!)まで。「明日の朝まで!!」と強く年長児に言われた年少組の教師達です。新しいお友達を迎えた年長児達は自分達で新しい友達の入園のお祝い会をしようとなかよし会に向けてヒソヒソ何やら始めているのです。年長児達の初仕事!!楽しみです♪

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コメント (「みんなのお兄さんお姉さん♪」 りす組 大隅咲 はコメントを受け付けていません)

2024年4月6日 土曜日

4月1日からいよいよ新年度が始まりました。ひよこ組(保育園の通称)に在園しているもも組はみかん組へみかん組の子ども達はれもん組へ進級しました。新しいお部屋に4月から入園してきた友達も加わり新しい友達と新クラスの保育教諭とで5月末まで過ごしていきます。(6月には新園舎完成の予定です。)ということで4月1日から各クラス、それぞれ雰囲気が変わり元の保育教諭が恋しくなって誰かが泣き始めると周りの子ども達も泣き始め、大騒ぎの日も何日かあります。新しい環境でも安心して過ごせるようにと園庭をお散歩したり幼稚園のお兄さん・お姉さんに遊んでもらったりしているうちに慣れてきて新しいクラスやお友達にも馴染んでいつの間にか好きな遊びを見つけて遊びこむようになってきます。ひよこ組(保育園)には今年ももも組→みかん組→れもん組へ進級した子ども達だけではなく新しく入所した友達も仲間入りし、初めてお父さんお母さんから離れる子・新しい環境に戸惑ってしまう子・しばらくの間、登園するときに泣いて来る子様々な子ども達がいますが、1日でも早く安心して新しい環境に慣れれるように保育教諭一同頑張っていきます。また、お預かりしたお子さんを明るく笑顔いっぱい元気いっぱいの三葉っ子に育っていくように援助しながら見守ったりしていきたいと思っています。初めはお部屋では泣いていた新入園児たちも外の雰囲気を味わうといつの間にか泣くのを止めて遊具やカートに興味津々になっていました。特に、ブランコ付きのジャングルジムは大人気でブランコが空いていると急いで乗る子やカートを見つけて前に進んだり後ろに下がったりしながら遊んでいました。

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また、別の日にはゆうぎ場に行くと、みつばっこハウスからゆうぎ場までは一本道で一直線。子ども達は保育教諭の後ろを追いかけながら楽しそうに走っていきます。その可愛い姿はとても微笑ましく思いました。ゆうぎ場に着くと広々とした園庭に大興奮!!ワンちゃん滑り台・ブランコ・砂場など目移りするものばかりで、自分たちがしたい遊びを見つけて伸び伸びと遊んでいました。この日は、れもん組も園庭で遊んでいました。3月まで一緒に過ごしていたもも組の子ども達も4月には数人の子ども達がれもん組に進級していたので久しぶりに名前を呼んだりハグをしたりすると喜んでくれました。時々、「せんせ~」と呼んでくれて、嬉しくなりました。

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室内では広告遊びをしました。手先を上手に使ってチラシをちぎる子・チラシをピーンと引っぱって破る子、いろんなやり方でちぎっていて1人1人観察をしていると面白いなと思いました。

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新年度は始まったばかりですが、子ども達がいろんなことに興味を示しています。そんな1つ1つに関心を持たせ成長につなげれるように見守ったり援助したりしていきたいです。

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コメント (「ようこそ!ひよこ組へ」 みかん組 上田由梨 はコメントを受け付けていません)

2024年3月30日 土曜日

屋外遊ぎ場の第二園舎に引っ越しして2週間が過ぎました。3月9日(土)に開所した三葉病児園の2階です。以前は保育園児が1階と2階に分かれて生活していた慣れた場所です。しかし現在は1階に病気回復期の子ども達がいるので、以前とは違ってちょっぴり静かに・・・。もちろん保育室の中なので走ったりどんどん音を立てて歩いたりするのは気をつけようと話しているのですが、テンションが上がってくるとついつい走ってしまいます。そこで、「あっ、大変!ちょっと静かにしよう」と言うとすぐに気がついて子ども達は走るのをやめてマットに座って大型ブロックやソフトブロックで遊び始めます。大作を作っていたAちゃんが。「これはみんなで協力して作ったんよ!」と誇らしげに話していました。私は2歳児のAちゃんが「協力」と言う言葉を普通に使っていることに驚かされると同時に、友達と一緒に作り上げる楽しさを感じていることを知り嬉しくなりました。

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今週は雨天が続き、身体を動かすことが大好きな子ども達が十分に楽しめる環境を工夫する毎日です。ある日、お絵描きを出すと以前は黙々と線を引いたり、色を塗ったりしていたBくんが、線を1本引いたり、小さな円を描いたりする度に、「これは、ねぇね」「これは、まま」とひとつひとつ説明してくれました。言葉もたくさん出るようになり、会話をしながら描くとこを楽しんでいるのです。

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最初は言葉もはっきりしなかった2歳の子ども達でしたが、今では自分の伝えたいことをしっかり言葉で伝えようとする姿が見られます。ごっこ遊びをしてお母さん役や先生役になりきっている子ども達の姿を見ると成長を感じます。

もうすぐ年少、プレ年少になる子ども達は、ちょっぴりお兄さん・お姉さんになる自覚も出てきたようです。1歳から小学校入学までの成長を楽しみながら一つ一つ自分でできることが増えていく子ども達の姿を見守っていきたいと思います。

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コメント (「楽しかったれもん組」 ひよこ れもん組 檜垣美恵子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月23日 土曜日

みかん組が今のみつばっこハウスに引っ越しをしてから3カ月が経とうとしています。遊ぎ場には天気や幼稚園児の活動の合間を見て遊びに行っていますが、行けない時はみつばっこハウス前の駐車場も大好きな遊び場です。プールも置いてあり、限られたスペースと遊具がある中で、取り合いや順番を待てない!といったこともしばしば・・・。でも何度も遊ぶ中で順番があること、我慢したり、待ったりしないといけないことなどを少しずつ知っていきました。その中でもカートや四輪車は人気で順番待ちの列ができます。最初のころは取り合いになったり、泣いて怒って自分が!という姿がよく見られましたが、待つ場所を決めるとだんだんとそこで並んで待つようになりました。「かーわって!」と大きな声で言ったり、仕草でアピールし代わってもらうと「あーっと。」と頭を下げるやりとりがとてもかわいらしく、成長を感じる瞬間です。それまで代わることができなかった子も、友だちが代わってあげる様子を見て代わってあげられるようになりました。

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4月のみかん組はみんな1歳児でしたが、今では2歳の子がほとんどです。1人で遊ぶ世界から友だちへの関心が広がり関わりを楽しむようになった分、トラブルもたくさんあります。楽しい気持ちも、うまくいかないくやしさやイラ立ちも十分受け止め、見守っていこうと思います。

 

そんなみかん組の子ども達は4月からプレ年少たんぽぽ組に進級する子が多くいます。この1年、幼稚園児たちが遊ぶ姿を間近で見たり、できるだけ園行事にも参加させてもらい交流を持つ場面も多くありました。この数日は遊ぎ場に行った時はさりげなくたんぽぽさんが遊んでいる近くで遊んでみたり、仮園舎を見てみたり進級を意識した関わりをしてきました。幼稚園児たちも気にしてくれて、ビッグボスの登り方をちょっと得意気に見せてくれたり、移動する時に手をつないでくれたり、元ひよこ組の子ども達がお兄さん・お姉さんになっている姿が見られ、嬉しくたのもしく思います。もうすぐ年長さんになる年中組の子ども達も何かお世話できないかな?というような表情で側で遊びを見守ってくれています。

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このようにみんなに優しくしてもらってかわいがってもらっている子ども達。もうすぐひよこ組から送り出す日がやってくると思うとさみしい気持ちもありますが、クリーム色の帽子をかぶった子ども達の姿が今からとっても楽しみです。

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コメント (「みんな大きくなったね!」 ひよこ みかん組 山岡由紀子 はコメントを受け付けていません)

2024年3月16日 土曜日

3月15日土曜日、幼保連携型認定こども園三葉幼稚園の卒園式を執り行いました。お天気にも恵まれて朝から雲一つない青空の下、にこにこで「おっはよ~!」と言いながら、ぴゅーんと部屋に飛び込み、いつもと変わらない笑顔で登園してきた子ども達を見てちょっぴり緊張気味だった教師たちもなんだかとても安心しました。

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今週はまさに卒園に向けて…の一週間でした。月曜日の保護者とのクラス別お別れ会を経てぐっと卒園ムードが高まってきた子ども達ですが、数日の間にも三葉っ子らしく、成長していく姿を見せてくれました。練習中、「ちゃんとできるかな?あ!ちがうちがう、それはこう!!」と口うるさく子どもたちを監視する見守る私たちを見かねていつでも子どもたちの味方な古森先生が言いました。「先生、子ども達を信じてあげて。みんな、先生たちがいなくてもできるよね?はい。先生の席じゃなくて、お父さんお母さんの席に座って座って!!」…古森先生に言われたら仕方ないと口を出したくなる気持ちをぐっとこらえて保護者席に座って見守りに徹することにしました。それからというもの、子どもたちは何かあるたびにちらっと私たちの方にアイコンタクトを送り、「ほら見て、わたしたちかっこいいでしょ。できてるでしょ?」と言わんばかりのキラキラした表情になっていきました。その様子を見て私たちは「あ、そうだった。運動会でも発表会でも子どもたちに任せて自分たちでした方がうまくいくんだった。」と、反省しました。そして、水曜日の子どもたちからの私たち担任へのサプライズ。子ども達が担任じゃない先生たちを頼って一生懸命“先生のために!”とプレゼントを作ってくれました。まさに主体的な子どもたちの「遊び」、(ぞう組のRちゃんは作っている最中おふざけが過ぎるお友達に「遊びじゃないんやけん!!」とぷんぷんしていたようですが・・・笑)「学び」で、子どもたちの気持ちがとても嬉しい出来事でした。

練習を重ねるごとにみるみるかっこいい姿を見せてくれるようになった子どもたちですが、練習終わりには古森先生に「今日何点やった~?」と聞くのが日課になっていました。水曜日は70点、木曜日は80点かと思いきや85点、そして昨日、最後の練習ではまさかの100点!?本番の今日はいったい何点をもらえるのかなぁ?そして古森先生と一つのお約束。「卒園式ではみんなにこにこの笑顔を見せてね。古森先生もどきどきするけど、みんなが笑顔でこっちを向いてくれたら古森先生もほっとしてにこにこになるからね。」みんな大きな声で返事をして昨日は降園しました。

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きっと今日は子どもたちもお父さん・お母さんたちも早く幼稚園に来たかったのでしょう。集合時間よりもみんな早く登園してきていて、子ども達だけ先に保育室に入るようになりました。三葉幼稚園で一番かっこいい人の証であるみんなお揃いのコサージュをつけてもらい、シール帳に「そつえんしき」のきらきらシールを貼りました。友達同士、襟をジャケットから出したり髪型を鏡で確認したり、そうこうしているうちに写真屋さんやビデオ屋さんがカメラを持って部屋に来てくれました。友達同士、肩を組んで「いえ~い」「こっちも撮って~!!」と、カメラ慣れしている+人懐っこい年長児たちは良い意味で緊張感がなくリラックスした様子でした。くま組にいると階段の方からざわざわと大人の声がたくさん聞こえてきました。「あ。お母さんたち階段あがりよる!」「先生見に行っていい?(お願い、行かないで笑)」…、かっこいい姿を見てもらおうね、と話して入場のため3階に続く階段に並んで待機しました。

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ちょうど子どもたちが待機しているとき、会場では子どもたちの一年間の写真のスライドショーがテレビで流れていました。BGMは運動会の鼓笛隊でみんなが頑張った「ぼよよん行進曲」です。明るい音楽に明るい子どもたちの笑顔のはずなのに、お母さんお父さんの目がだんだん潤んでいき、大粒の涙がぽろり。子どもたちの満面の笑顔と、はずむ声って、大人の心にぐっとくるものがありますよね。この動画を作ったり、相談したりしながら担任達も何度も涙しました。三葉っこの笑顔は無邪気で天真爛漫で、感動するほどかわいいのです。そんな大人たちの様子を子どもに話しました。「あのね、お母さん・お父さんたち今、みんなのかわいい写真を見て泣いてるのよ。だから、卒園式でもしっかりかっこいいところ見せて、もっともっと感動のハートをいっぱいにしてあげよう」と話すわたしの顔を見ながら子どもたちは目をいたずらっこのように輝かせてうんうんと頷き、小声で「はい!」と返事をしました。いよいよ入場です。昨日の入場ではお尻をぴょこんと突き出して速足でずんずん歩いていた子どもたちに古森先生が「もっとゆっくりでいいよ。せっかくだからいっぱい見てもらおうね」と声をかけられていたことで、今日は今まで以上に堂々と歩いて入場することができました。S先生はこの時点で目がうるうるだったそうです。

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卒園証書授与では古森先生に「おめでとう」と言ってもらって証書を受け取りました。受け取った証書は花道を通ってお父さん、お母さんに渡しに行きます。「3年間ありがとう」「小学校に行っても頑張るね」と感謝の気持ちを伝える子がたくさんいました。

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卒園児からの別れの言葉では、今年は意図せずに選んでも12月から3月生まれの子が代表になる率が高く、年少の頃はあんなに泣いていたのに、あんなに甘えんぼだったあの子が、物静かだったあの子がこんなに堂々としゃべっているなんて・・・と周りで見ているプレ年少、年少、年中の頃の担任たちは子ども一人一人の成長ぶりに感動でいっぱいだったそうです。みんなで声をそろえて言う言葉も、最初はなかなかテンポが合わなかったのに、今日はみんな息ぴったり。「きみとぼくのラララ」の歌にあるように「さみしいなんて言わなくてもいいよね、また逢えるね。」です。

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お祝いの言葉、お礼の言葉では卒園児のお母さんでもある後援会会長、保護者代表の2名のお母様にお言葉を頂きました。入園したばかりのまだ小さかった頃の思い出、大きくなりいろんな楽しい話をしてくれるようになった我が子、お泊り保育では大人の心配をよそに友達と存分に楽しんで帰ってきたことへの驚き等、気持ちのこもった言葉にわたしも感動しました。さぁ、いよいよ退場!と思った時にIちゃんの「せ~の」に合わせて117人が「ちょっと待ってください!!」

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各クラス一人ずつ代表の子が出てきてくれてマイクをもらって説明を始めました。担任の先生にはお別れ会やサプライズでメッセージを書いたりお手紙を書いたりしたけれど、古森先生には何も渡せていないこと、古森先生はいろんなことを教えてくれたこと、古森先生はわたしたちのことが大好きでいつも年長さんと一緒にいてくれたこと、4人が代表して自分の言葉で一生懸命感謝の気持ちを伝えながら渡しました。Sちゃんは「ありがとう」Nちゃんは「これからもよろしくね。病気になったらまた幼稚園来るね」Iちゃんは「幼稚園が大好きになりました。」Hちゃんは「三葉幼稚園の園長先生になってくれてありがとう」。

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担任の先生たちが(愛ゆえに!!)怒ったときもいつも味方になってくれて「みんな大丈夫よ。もう!先生たち、怒らないの!」と腕を広げて盾になってくれたこともありました。(笑い話です)そんな古森先生の気持ちは子どもたちにも十分伝わっています。このメッセージカードの中には一人一人の思いが書かれていて「〇〇の方法を教えてくれてありがとう。上手にできたよ。」「いっぱい褒めてくれてありがとう。」「いつも一緒にいてくれてありがとう」「大好き。幼稚園楽しかった」と117人の気持ちが込められていて、それを読んだ私まで嬉しくなりました。サプライズ大成功!

 

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さて退場してからは各クラスの最後の活動です。記念品を渡すととても嬉しそうでした。帰って包み紙を空けた時の子どもたちが目に浮かぶようです。喜んでくれることと思います。大切にしてね。渡しているうちに2階に降りてきた古森先生がひょこっとくま組に顔を出してくれました。「あ!古森先生が来た!」と言う子どもたちに『あ、この子たち、点数のことが気になっているはず!』と思った私が「古森先生に何か聞きたいことはない?」と尋ねてみました。するとさっきメッセージカードを渡したHちゃんがすっと手を挙げて「古森先生、なんで幼稚園の先生になろうと思ったの?」と首をかしげて聞きました。すると「あのね、古森先生は子どもの時とっても恥ずかしがりやで、いつも大人や先生たちから隠れていたの。」それを聞いた子どもも保護者も「えぇ~?!」、わたし正直笑いました。(笑)古森先生が続けて、「本当なの。でね、大人になってお仕事をする時に大人ばっかりのお仕事は恥ずかしくってできないけど、子ども達がいっぱいいて一緒に遊ぶのは得意だから幼稚園の先生になろうと思ったの。あのね、古森先生お仕事続けてきてよかった。だってずっと頑張ってきたからこんなにかわいいみんなと出会うことができたんだからね。お父さん、お母さんこんなにかわいい子を産んでくれてありがとう。三葉幼稚園に来てくれてありがとう」と子どもと保護者にお話をしてくれました。そして今日の卒園式は「100点、100点、100点…」と指を折りながら10回言って「さて何点だ?!」…すかさず子どもたちは「1000点!!」「すご~い!!」とぴょんぴょん飛び跳ねて大喜び。らいおんさん、きりんさん、ぞうさんのお父さんお母さん、今日は1000点だったよ、と伝えてあげてください。上出来すぎます!!

 

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クラスのお話が終わるとみんなで新園舎の見学、写真撮影、お友達や先生とのお別れの時間を楽しみました。大林組さんもいろんなところで声をかけてくださったり、写真を撮ってくださったりしました。新しい園舎ができたら招待するのでみんなで探検しようね。新園舎の前で三々五々、感謝の言葉が飛び交う中で解散です。今日は本当にありがとうございました。

 

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みんなが帰った後、職員で昼食をとる前に、もう一度、ぼよよん行進曲のスライドショーを見返しながら、改めてゆっくり見た小さい頃の担任達が次々にぽろぽろと涙し始めました。この学年の子たちは本当にみんなに愛されて育ってきた子ども達です。そしてこの子たちはその愛情を理解して素直に受け止めることができる子たちです。振り返るとぴよぴよ、保育園、プレ年少から上がってきた子も多く、3年保育の子たちも最後のこあら組(未就園児親子通園)など小さいころから先生たち、お客さんたち、お兄ちゃんお姉ちゃんたちにかわいがられて大きくなってきました。園長の持論である「かわいい、かわいいと育てられた子は本当にかわいい子に育つ」がまさにぴったりの学年です。三葉幼稚園でもらったたくさんの愛情を胸に笑顔で新たな一歩を踏み出してほしいと思います。

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卒園式の練習の時に教わりました。「間違えても、2回目、3回目の時に直したらいいんだよ。」「消しゴムで消したら大丈夫!」「間違ったって笑顔でえへへって笑ってたらわかんないよ!」どんなことがあっても強く逞しく三葉っ子らしくいてね。でも、本当に辛くて困ったことがあって笑顔になれなくなった時にはいつでも幼稚園に戻っておいで。楽しい幼稚園に戻って心がリフレッシュしたらまた帰ればいいよ。いつでも、いつまでも三葉幼稚園の先生たちは117人のみんなの応援団です。先生たちに笑顔をありがとう。大好きです。

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コメント (令和5年度 卒園式「にこにこの約束」 年長組 富田瑞穂 はコメントを受け付けていません)

2024年3月14日 木曜日

 さんさんらんどの横にある果樹園の桃の木は、つぼみを大きく膨らませ、いよいよ花を咲かせようとしています。年長児達が卒園するまで、あと3日になりましたが、残り少ない幼稚園での時間を目一杯楽しもうと、友達を誘って思う存分に遊んでいます。

 みなさんは、幼稚園の玄関の右壁に飾られてある古い幼稚園全景の絵をご存じでしょうか。今朝、年中組の子ども達が集まって、その絵を見ながら「あひるの乗り物は今もあるよ!」「あそこのブランコも残っとる!」会話を弾ませていました。そこにやってきた卒園児のH先生は「先生が子どもの頃は、あそこで泥団子づくりしたんだよ。」と幼稚園に通っていた時のことを子ども達に話していました。つい先日も、年長のクラス別お別れ会で卒園児のお母さんに「ドームの遊具って私が幼稚園の時から変わってないんですか?懐かしいです。」と声をかけられたところです。改築工事が終わると園舎は新しくなりますが、子ども達の思い出の詰まった遊具や温かい面影は、いつまでも大切に残していき、子ども達が懐かしんで帰って来れる幼稚園でありたいと思いました。

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 今日は年長児が稲刈りでお世話になっている堀内さんが、段ボールを取りに来られました。この段ボールは能登半島地震の被災地へ支援物資を送る時に使うもので、「無地のままだと寂しいから、みつばっ子達に何か書いてほしいな」と堀内さんからお願いされていたものです。お願いをされていた年中児達は「がんばってね」「みかん分けっこしてね」「おいしいよ」などメッセージを書いたり、おいしそうなみかんやにこにこ笑っている顔の絵を描いたりしていました。被災地ではビタミンCを摂るのに手軽に食べることができるみかんが喜ばれるそうで、今回は約1トンのみかんを送るそうです。「学さん!お願いします!」と思いを込めて段ボールを手渡した子ども達。片道12時間の道のりを子ども達の思いも一緒に届けてくださいます。

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卒園式まであと3日。昨日「私達を信じてください!」と言っていた年長児達は、昨日変更になった入退場の仕方や証書の受け取り方も覚えて、間違っても自分達で直すことができていて、さすが年長児だなと感心させられました。今日は年長さんへ卒園のプレゼントとしてたんぽぽ組、年少、年中で協力して作った絵を年長児が代表して渡しました。これには年長児達も大喜びで早速会議室に飾って嬉しそうに眺めていました。卒園式の練習後のこと。古森先生がぞう組の子ども達が何か言いたそうにしているのに気が付きました。古森先生がそっとマイクを向けると「年長の先生達!私たちに時間をください!」どうやら自分達の先生に秘密で何かサプライズを考えているようでした。昼食を終えるとすぐに担任の先生は、「別のところでお昼でも食べておいてください。」と追い出されてしまいました。早速クラス毎に子どもだけの話し合いがもたれ、なにやら始まりました。そして、降園前に目隠しをして年長の先生たちを呼びました。「先生!ありがとう♪」みんなで作った手紙や動物の絵、大きな寄せ書き等、年長の先生達は目をうるうるさせて感動していました。自分達で考え、協力し合って主体的に活動できる三葉の理想とする幼児の姿を見ることができ、とても嬉しくたくましく思いました。

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コメント (「サプライズが大好きな子ども達」 丸山利夫 はコメントを受け付けていません)

2024年3月13日 水曜日

今日は雲一つない暖かい一日となりました。そんな中、ままごとコーナーでは沢山のたんぽぽ組の子ども達がお料理を作っていました。そして、「出来た料理を机に並べて食べよう」とみんなで机を準備すると、そこにはお母さんになりきる?子ども達が沢山いて、料理を作る子、料理を運ぶ子、料理を並べる子とそれぞれがごっこ遊び中です。するとその中に、台拭きを持って来て、いそいそと机を拭くRちゃん。台拭きを上手に4つに畳み拭く後ろ姿は正にお母さんの姿そのままです。その姿が可愛くてしばらく様子を見ていると、なんとお皿をずらしながら隅々まで拭いているではありませんか。その姿に感動させられました。子どもは大人をよく見ています。思わず背筋が伸び、手本となる人として子どもの前にいようと考えさせられました。ここからが可愛い3歳児、机がきれいになるとわざとお皿をひっくり返し「あぁー。汚れちゃった。」と言いながら再度、机をきれいにしていました。

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園長が病児園の開所式で「幼稚園はガリバーの世界です。」と話していましたが、まさにその通り、子ども達の世界の邪魔をしないように必要な時にさりげなく助けられる保育者でありたいと思います。

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今日は卒園式の練習に年中児と教師が参加し、お母さん・お父さん役をさせてもらいました。皆さんご存じの通り、『式当日まで少しでも良くなるように!』が三葉幼稚園!!今日も入場の仕方や証書をもらう順番が変わったりしましたが、さすがの三葉っ子!びっくりする対応力です。途中、心配になってウロウロする教師に、園長が子ども達に「私たちを信じなさい!って言いなさい!」と言うといい顔をして「○○先生!私たちを信じて下さい!」と自信をもって言っていました。そして、園長から「本番が100点になるためには、金曜日が90点、木曜日が80点、今日が70点」と教えてもらいました。「けど本番99点でもいいよ。そうすれば卒園しなくてもいいんじゃない。まだ幼稚園にいてくれてもいいんだけど。」と言われると「それはダメ!」と頑張る気アップです。まだどのような卒園式になるかわかりませんが自信いっぱいの子ども達の姿を期待していて下さい。

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また、今日は年長さんが幼稚園最後のお弁当です。そこで今日は特別に4クラスが会議室に集まりお弁当を楽しみました。どの子もどの先生もみんな仲間の三葉っ子は、最後のお弁当をみんなで見せ合いっこです。中には、手紙が入っている子どももいてみんなでお母さんの思いを共感したり、お母さんへの感謝の気持ちをかみしめたり、とても素敵な時間となりました。この時間、このお弁当が今後の子ども達のパワーになる事は間違いありません。子ども達の一生に一回の思い出のお弁当を入園から今まで幼稚園の想いに共感してお弁当を準備して下さりありがとうございました。

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コメント (「何でもごっこ遊びの子ども達!」 すみれ組 河野拓成 はコメントを受け付けていません)